確かに二型糖尿病の場合、血糖値が高く、それが原因で様々な合併症を引き起こすリスクが高いという病気で、原因は「インスリンの出が悪い」、「効きが悪い」ということだと思う。インスリンの出が悪くなった、あるいは出ても効きが悪くなった原因は、ストレスと肥満によることが多い。さらには遺伝的要素が大きく、同じように太っていても発病する人としない人がいる。
ごくごく簡単にいってしまえばそういうことだ。
しかも、血糖値を下げる効果のあるホルモンがインスリンだけということが、治療法を「単調」にしている。はっきりいえば、患者も医者も「◯◯の一つ覚えのように」インスリンを使いたがるということになる。
もちろんインスリンの発見がどれほど糖尿病患者に福音であったかを否定するつもりはない。「お守り」を得たようなものだと思う。
だが、私の主張は、一気にヘッドを叩く治療ではなく、末端から叩いていく治療というのがあるのではないかということなのだ。
ヘッドを叩くとは、その病気に効果の高い治療法(あるいは薬物)というのが上位から3つくらいはある。
糖尿病で言えばインスリン投与であったり、糖の吸収を遅くする薬(私が処方されたのはアマリール。インスリン以外のクスリもいくつかのタイプがあるので、これはまた別な機会に整理してみたい。だったりするが、これは、効果も高いが、たいていの場合、それだけに他の臓器への副作用も大きいということになる。
末端を叩くとは、インターネットで話題になったロングテールの部分を狙うということだ。糖尿病のメカニズムも単純化していえば最初にのべた通りなのだが、実は、人間の体はそう簡単にはできていない。
一言でいえば、何十臆年という生物進化の結果としての私たちは、その過程で様々な機能を身につけてきた「生物」であるということだ。まさに生物進化のすべての「知恵(?)」の結晶が私たちであるということだ! これは強調しておきたい!!人間が数十年で作り上げたコンピュータとは年季が違うということだ。だから、生物を扱う場合、決して「単純化」のわなにはまってはいけないのだと思う。
たとえば漢方薬の効き方がロングテールに近いという。小さな効果の相乗作用で、時間をかけて直していく(機能回復していく)。
<続く>
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