「徳島 健康・医療クラスター」の成果

徳島県は、かつて連続で全国ワースト1位だった糖尿病死亡率を、文部科学省の事業採択などを機に15年以上の活動で上位から脱却させました。研究拠点の確立、県産品を用いた機能性食品開発、さらには観光と治療を融合したメディカルツーリズムの展開により、課題先進県から解決モデル県へと変容しています。

主な結果や成果は以下の通りです。
1. 研究開発と製品化の成果
新規診断技術の開発: 血糖値と相関し、既存の指標(HbA1cなど)よりも短時間で変動を捉えられる「血清中遊離IRα」を活用した、新しい糖尿病診断技術の研究が進められました。
医療機器・ソフトの実用化: 超音波画像解析ソフトや、糖尿病検診に利用する医療機器などの開発・事業化が行われました。
バイオ技術の応用: 疾患に関連するタンパク質や遺伝子情報の解析技術(プロテオミクス・ゲノミクス)において、チップの開発や解析受託サービスの開始などの成果を上げています。

2. 地域活性化と国際展開
医療観光(メディカルツーリズム)の推進: 開発された先進的な検診方法を、中国をはじめとする海外へ発信し、医療交流や観光の促進を図るモデルとして活用されています。
地域イノベーションの形成: 文部科学省の「知的クラスター創成事業」や「地域イノベーション戦略支援プログラム」に採択され、世界レベルの糖尿病研究開発拠点の整備が進みました。

3. 社会実装に向けた取り組み
県民への還元: 研究で得られた発症因子の特定などの成果を、食事療法や運動療法といった「徳島ならでは」の糖尿病対策として県民に還元する活動が行われています。
クラスター活動の継続: 当初の集中期間終了後も、徳島大学の研究クラスターとして、心・血管疾患や難病・希少疾患など、より幅広い分野での連携・研究が継続されています。

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2007年に始動した徳島の「健康・医療クラスター」は、産学官連携のもと糖尿病死亡率ワースト脱却を目指し、世界レベルの糖尿病研究拠点とメディカルツーリズムの土台を築きました。現在はAIによる健康管理や食による予防医学が浸透し、糖尿病研究で培った知見を再生医療など他分野へ応用することで、世界に健康を発信する医療イノベーション拠点へと進化しています。2007年の記事の詳細は読売新聞で確認できます。

以前に取り上げた記事

徳島の糖尿病拠点つくりのニュース 続報

以前から気になっていたのですが、成果が出ていてよかったです。

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