肥満を司る遺伝子が分かった!

メタボ改善に光明 群大教授らのグループ
2012年9月6日
 肥満をつかさどる遺伝子の存在とその働きを解明したと、群馬大学の泉哲郎教授らのグループが五日、明らかにした。東京医科歯科大大学院の小川佳宏教授との共同研究。泉教授は「メタボリック症候群の予防や改善の薬剤開発に利用できるのでは」と話している。

 同教授によると、肥満マウスとやせたマウスの交配を重ねて、染色体上に脂肪を減少させる遺伝子領域を特定。脂肪を蓄積するのに作用する遺伝子ALK7を発見したという。
 同遺伝子がどのように脂肪蓄積に作用するのかを試験で調べたところ、脂肪細胞に発現し、リパーゼ(分解酵素)を抑制することで、脂肪の蓄積を増進させることが分かった。
 ALK7が変異した脂肪細胞では、逆に分解酵素の分泌が進み、脂肪細胞が小型化することでマウスの体重が減少。血糖値が上がりにくくなるほか、脂肪をより効率的に利用できるようになったという。ALK7の働きを抑制し、脂肪の蓄積と分解のバランスを取ることができれば、糖尿病、高脂血症、高血圧など生活習慣病の改善につながる可能性があるとした。

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