2007年10月29日

まず基本的なことだけは知っておこう!その1

糖尿病には一型と二型がある。
 すい臓のランゲルハンス島のβ(ベータ)細胞が破壊されてまったくインスリンが出なくなったことにより起る。原因は自己免疫やウイルス感染といわれ、若い人に多い。まったくインスリンが分泌されないために糖分(グルコース)が細胞に吸収されないため、衰弱して死を迎えるという恐ろしい病気だが、インスリンの発見、投与(インスリン注射)により劇的に回復するようになった。

 一方、二型は生活習慣病が原因で肥満などにより、インスリンの出が悪くなったり、インスリンの効きが悪くなったりして、血液中の血糖の量が(血糖値)が高い状態になったもの。自分の体で血糖値のコントロールができなくなってしまった状態。

 高血糖状態になると何が不都合かというと、血管中で糖とたんぱく質が結びついて糖たんぱく質を作り、これがさまざまな合併症を引き起こす。とくに毛細血管での糖たんぱく(糖化たんぱく質)の形成は深刻で毛細血管が入り組んだ組織で様々な障害を起こる。具体的には失明、神経障害、腎不全などの障害が起こる。これが怖いわけだ。

もちろんエネルギー源である糖(グルコース)が細胞に取り込みにくくなっているわけで、だるい、痩せてくるなどの症状がおこる。また取りこまれなかった糖は尿に出るので、尿糖、ひん尿、多尿などの問題も起こる。これは腎臓の酷使につながっていると思われる。

治療には食事療法、運動療法、薬物療法が同時に行われる。インスリンの出がどうか、インスリン抵抗性の程度はどうか、合併症の進みはどうかと行基の進行状況によって治療も違うので、そのステージを見極めるのが難しいし、何よりも患者の病気に対する理解と取り組む姿勢がなければならない病気である。
posted by ブラックコーヒー at 07:33 | Comment(0) | TrackBack(1) | 糖尿病の基礎知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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